- 傷跡持ちで片耳の欠けた胡乱な目つきのタバコ呑み銀行員(←この時点で萌え要素の幕の内弁当すぎる)
- 時代を感じる少しダボめの背広
- 鼻血
- 血まみれの笑顔
- 背広と重い刃物
- 背広と銃器
- 着流しを肩から滑り落とすように脱いで着替える一連の動作
- 過去の経験からの悪夢による汗だくでの起床
人間離れした身体能力の持ち主が隙なくスーツを着こなして、そつなく戦うのも好きなんだけど、特異な能力があるわけでもない――あるとすれば平均よりも体が丈夫というくらいの――いわゆる《普通》寄りの社会人が、普段の仕事着としてのスーツを着たうえで凶悪な武器を携えてるのもまた"良い"ですね。好んで武器を手にするのではなく、流されるまま気がついたらこうなっていたみたいな途方に暮れた顔をしているとなおのこと"良い"です。折りたたむ