インターネットではネガティブな感想を言わないようにしてるんだけど、ポジティブな感想しか言っちゃいけないって風潮はおかしいよねという気持ちもある。
最近、とあるゲームに関して「いやこれ手放しで褒められるもんじゃないだろ」と強く強く思う点があったんだけど、自分で探したかぎりだと絶賛の声しか見つからなくて、なんかもう怖かったんだよな。「やっぱ○○(母体)が作るゲームは最高」「信頼しかない」「制作陣は神」「一生ついてく」みたいな、褒めを越えて崇拝にすら見えるようなものも多くてさ。怒りとか悲しみとかじゃなくて、恐怖だった。
で、そのゲームをプレイ済みの友人とお茶した時にモソモソと「あの点がどうも引っかかったんだけど……」みたいにこぼしたら「確かにそうだよね、そこで引っかかるのはわかる」と返されて肩の力が抜けた。あ、わたし一人じゃなかったんだ……みたいな。
SNSだと誇張した表現が使われがちだし、なんとなくポジティブな感想は誇張しても容認されやすく、ネガティブな感想や批判はどれだけ控えめであろうとそもそも敬遠されやすい傾向があると思う。自分もふだん見る分にはそりゃポジティブな話題のほうが快い。でも、それはネガティブな感想を持つ人が存在しないってことではないし、存在してはいけないってことでもない。見えにくいだけで、絶対どこかにはいるはず。
ポジティブな意見しかないって状況、それはそれで不健全で、ネガティブな感想を抱いていて、かつそれを誰かと共有したいと思っている人に孤独感を与えかねないんだよな。
上記においてわたしが想定してる《ネガティブな感想》って、disとかsageとか叩きとか、そういうニュアンスのものとは違うんだけど、これらの境界線がそもそも曖昧だから不特定多数が利用するインターネットでは一律NGってことにしといたほうが楽なんだよね。自分でもどこまでが批判でどこからが過剰なdisなのか、すぐには判断できないことも多いもんな。
とりあえずここまで。続きが出力できたらここにメモる。