自分はどんな人をいわゆる《推し》的な存在として応援したくなるのか、折に触れて考えてきたんだけど、なんとなく現時点での答えが出つつある。《正気のまま応援させてくれる人》《わたしがいなくても問題なく勝手に生きていってくれる人》、これだわ。
熱に浮かされるようにハマりこむのは楽しい、それは確かなんだけど、お互い長続きしないと思うんだよ。どこかで限界が来る。過去に別の人を応援するなかでそういう経験をすると、熱中しながらも心のどこかで「いつまでもこうはしていられないよな」っていうセーブがかかる。それが嫌なんだよね。
だから、ぐわっと体温が上がるような高揚感を味わわせてくれるのはもちろん嬉しいけれどもそれを常態とするのではなくて、あくまでもお互いに平熱で、長く応援させてくれる人についていきたいなあ。ていうかもう自分はそういう人じゃないとついていけないや。気力も体力も一度尽きてしまった感があるので。