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そういえば「景陽」だって明確に景麒×陽子の恋愛関係を求めてるわけじゃなくて、一対一の代えがたい関係性に魅力を感じてるわけなので、カップリング表記の慣習に従うなら「景麒+陽子」のほうがいいような気がする。陽景じゃなくて景陽だから景麒が左(婉曲表現)、といった意味ではないもんな。
最近また十二国記を読み返してるんだけど、

月影序盤、景麒の言葉の足りなさは何度読んでも色あせないな。彼をコミュニケーション苦手なキャラとして扱ってる二次創作も多いよね。
でも、「なんでここまで言葉が足りないのか」「なぜあそこでああいう言い方をしたのか」みたいなのを考え始めるとけっこう難しい。特に「まずはお越しいただいて話を聞いてもらい、帰りたいならばすぐにでも帰す」のところ。実際それは難しいし、もちろん景麒もそれを分かってたはずなのに、なんでああいうことを言ったんだろう。陽子を連れてくるためのただの方便とも思えないんだよな。いうても仁の生き物だから、自身の利益のためにほいほいと嘘をつくなんてことはしないだろうし。……と打ってて思ったけど、ここでの目的は景麒自身の利益というより慶国の民の利益にもなるのか。そう考えればまあ……いやでも違うよねえ?
なんにせよあの言葉にはある程度の事実が含まれているか、偽りのない景麒の本心だったと思う。目の前にいる弱々しい女の子が主などとは願い下げだけど、帰りたいと言うならどんなことをしてでもその望みを叶えるという強い意志?折りたたむ