“概念”グッズを自作してリアルイベントを楽しむ
この記事は、「Splatoon Advent Calendar 2024」22日目のものです🦑
リンクや検索から来た方へ:
山下真澄(やました・ますみ)と申します。この個人サイトは、自分が読んだり見聞きしたりしたものの感想や、好きなものごとについて書くための場所です。
今作のスプラトゥーン3からプレイを始めたわたし。対人要素のあるゲームはほぼ未経験だし、適性があるとも思えないから、ストーリー(ヒーローモード)だけまったり遊んでいようかな……と考えていたのは最初の1週間だけでした。予想の500倍くらいハマり、2年以上経った今も楽しくバトルやサーモンランに潜っています。持ちブキはもみじシューター、好きなステージはヒラメが丘団地とコンブトラック。好きなブランドはタタキケンサキです。フェスは基本的にウツホちゃん推しで参加しています。
ゲームとしての面白さはもちろん、世界観や音楽、デザインまわりにも惹かれて大いにのめり込んだわたしは、任天堂主催のリアルイベントに手作りグッズを持参しました。こちらです:
- 応援うちわ(コジャケサイズ)
- 浮き輪ぬいぐるみ
そして、同行した家族はこちらを作りました!
- ヒーローモードのバックパック
以下、こちらの制作物について書いてみます。
経緯
きっかけは、家族がスプラトゥーン甲子園2023九州地区大会の現地観戦に当選したこと。嬉しいね〜楽しみだね〜などと話していたところ、彼が「ヒーローモードのバックパックを再現して、身につけて行こう!」と思いつきました。というのも彼はもともとアウトドア好きで、スプラトゥーン2のオクト・エキスパンションで8号が背負っているバックパックのインスピレーション元と思われる製品を実際に持っていたんです。
材料を買い出しに百均へ行き、わたしもなんとなく手芸コーナーを見ていたときに目に付いたのが、ぬいぐるみ用のミニチュア小物。ふと「……自分も何か作れるのでは?」と思い立ちました。せっかくだから、できるだけのことをして楽しみたい!! 大会に出場する人たちのようなプレイングは無理でも、スプラトゥーンを好きな気持ちを表現して、お祭りムードに加わりたい!! なんらかのにぎやかしになれればなお良し!!
制作過程
使ったもの
- ぬいぐるみ用ミニうちわ
- ぬいぐるみ用ミニ浮き輪
- ポスカ
- フェルト
- 厚紙
- 折り紙
- 『スプラトゥーン3 イカす!シールブック』
- 料理用の竹串(写真なし)
- その他、シャープペンシル、はさみ、手芸用ボンド、のりなど(写真なし)
こういう記事を書くことになると予想していなかったので、並べ方がごちゃごちゃで見づらくて申し訳ないです。あと、制作中の写真も全く撮ってません。
手順・うちわ編
ミニうちわには夏祭りっぽいラベルが貼ってあるので、まずこれを剥がしました(ちょっと心苦しかった)。それを型紙代わりにして黒い厚紙を切り抜き、土台にしてデコったものを貼り付けるという流れ。
文言はなんでもよかったのですが、厚紙を切る間にぼんやりと以下のような構想が湧いていました:
- アイドルファンの方がライブに持って行くような、「○○して」系をリスペクトして作ってみたい
- 表裏×2枚で4面作れるから、通常のバトル関連と、サーモンラン関連で2面ずつにしたい
まず思いついたのが「オオモノ寄せて💕」でした。全アルバイターの願い。その他、順当(?)に「ナイス」と「ヘルプ」は入れたいなあとか、そういえばラインマーカーのバキュンって音、いいよね……とか、いろいろ考えてできあがったのが、こちら!
いやもう本当に『イカす!シールブック』が大活躍してくれました!! 驚くほどぴったりのサイズ感。2023年9月の発売時に、用途など何も考えず、ただただ可愛いからという理由で買っていたものなんですが、まさかこんな形で活かされるとは……という感じでした。他にも可愛いシールがたくさん詰まってて、眺めるだけでも楽しいのでおすすめ。
シール以外のところは、ポスカでちまちま描いただけです。「ナイス」等の文字は、一応ゲーム内のフォントに少しでも似せたつもり。「ヘルプ」の面は、4人中3人がやられて「あとひとり!」が表示されてる絶望的な状態をイメージしています。頭の中では、えふやんさんの手描きアニメ動画が流れてました。
何度観てもすごいアニメだ……!
手順・浮き輪編
ぬいぐるみ用の浮き輪にフェルトを切って貼り付け、サーモンランのそれに似せていきます。
裏側が全面シールになっているフェルトなので簡単……かと思いきや、曲面に貼ろうとすると意外に粘着力が足りず、貼るそばから剥がれてきてしまいました。ボンドを塗り足してみたりもしましたがうまくいかなかったので、途中で諦めて、普通に針と糸で縫い付けています。ここのタイムロスが唯一しんどかったかもしれません。
浮き輪から伸びる旗は竹串と折り紙で作り、フェルトの隙間からぶっ刺しただけ。百均の両面折り紙にちょうどいいオレンジ色があって助かりました。クマサン商会のロゴ部分は、素朴に手描きです。任天堂のプラチナポイントで交換できるステッカーを使えるのではと思い、切り抜くところまでやったんですけど、なんかしっくりこない気がしたのでやめました。
正直、浮き輪に関してはもっともっとクオリティを追求したかった……! でも、はなから思いつきで作り始めたものなので、「なんとな〜くそれっぽく見えればよし」と自分に言い聞かせ続けました。美術展みたいにじっくりと鑑賞されるわけでもないので、パッと見て「あ、サモランのあれね」と分かれば十全、というスタンスです。
わたしがちまちまやっている横で、家族もフェルトを切り貼りしてバックパックをヒーローモード仕様に変身させ、無事にスプラ甲子園当日を迎えることができました。
当日のこと
家族がバックパックからコジャケぬいぐるみをのぞかせて背負い、わたしは浮き輪を持ってフォトスポットに並んでいたところ、何人か「それ、作ったんですか?」「写真撮ってもいいですか?」と声をかけてくれました。特に、小さい子が親御さんに「あれ見て、かわいい〜」みたいな感じで指をさすのを見かけたときは正直ニヤつきそうだった。褒められるために作ったわけではもちろんないけど、ポジティブな反応をもらえれば嬉しいに決まってます。
待機列の後ろに並んでいた方々ともバックパックを糸口にして話がはずみ、初対面にもかかわらず「フォトスポットの撮影、一緒に写りましょう!」となるくらい盛り上がって楽しかったです。下の写真ではわたしと家族以外の部分をトリミングしてますが、4人でそれぞれ普段の持ちブキに近いものを分担し、持って写りました。わたしはわかば系はじめシューター使いなのでスシ、家族は中衛〜中後衛あたりのブキをよく使うので弓。他のお二人はそれぞれローラーとチャージャーが得意とのことで、ダイナモとリッター。
サーモンランの体験エリアに並んでいるときは、すぐ後ろに並んだ方が、コジャケに持たせたうちわに気付いてくれました。「寄せて💕」の面を見せたら笑ってくれて嬉しかったなあ。そのままお話ししていたら、サモラン野良カンスト勢だと判明して腰抜かした。わたしもいつかはカンストしてみたい!
トラブルもありました。うちわに両面テープをつけて、コジャケの手(ヒレ?)にくっつける形で持たせていたんですが、決勝戦のあたりでふと気付くと、片方がなくなっていたんです。家族と手分けしてあちこち探し回り、スタッフの方に事情を話してサーモンラン体験エリアに再入場させてもらい……半泣きになりかけたところでやっと見つかったときには膝から崩れ落ちちゃった。スタッフさんに報告したら、「列に並んでいたときから、可愛いなと思って見ていたんです。だから、見つかって本当によかった」というようなことを言ってくださって泣きそうになりました。なくし物で迷惑かけた客にこんな優しいこと言ってくれるのかよ。任天堂のホスピタリティを感じました。
おまけ
当日は、スプラトゥーン3とサーモンランをそれぞれ意識したネイルもしてました。ただの単色塗りだし、例によってちゃんとした写真も残してないんですが、色選びは完璧にできた自信があるのでここに書いておきます。いわゆる概念ネイルをやりたい方がいらしたら、参考にしてみてください。すべてKOSEのNAIL HOLICで、ドラッグストアで買えます。NAIL HOLICは低価格、高品質、カラバリ豊富と三拍子揃ってて神。
スプラトゥーン3
- 紫: PU103
- 黄色: YE502
サーモンラン
- オレンジ: OR202
- 緑: GR706
以上です
これまでにハマったゲームはいくつかあれど、立体物を作ってみたいと思ったのはスプラトゥーンが初めてです。個性と魅力にあふれたこのゲームのおかげで新しいことにチャレンジできたし、素敵な思い出がたくさん増えました!
発売から2年が経ち、ゲームの展開としてはいったん落ち着いた面もありますが、フェスにコラボに大会にとまだまだイベントが続いていくスプラトゥーン3を、これからも楽しんでいきたいと思います。