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『娼年』感想まとめ

#映画 #感想

Twitterに投稿した感想のまとめです。

『娼年』を観ます。 (@ 福岡中洲大洋映画劇場 in 福岡市, 福岡県) 2018-05-02 20:02:22

『娼年』、面白かった。うむ。 2018-05-02 22:23:13

『娼年』を観ます。 (@ ユナイテッド・シネマキャナルシティ13 in 福岡市, 福岡県) 2018-05-08 21:19:57

『娼年』2回目、やはり良かった。 2018-05-08 23:58:08

わしは『娼年』の「我に返らせる」演出は意図的だと思っていて、仮にそうでなかったとしても良い方向に作用してると思ってるんだけど、これは原作読まないとなんともかな。もうちょっと整えてまとめて書こう。 2018-05-09 00:11:36

『娼年』。R18の作品を観るの自体が初めてなので、冒頭しばらくはどういう姿勢で観ればいいのか掴めず「おお……倒錯的だなあ……」とか考えてたんだけど、物語の奥深くに進むにつれその印象はかえって消えていった。 2018-05-09 00:12:43

登場人物(登場しない人々にも)すべてにそれぞれのストーリーがある。性格や価値観や嗜好すべてに文脈がある。ならばそれを一般的だ倒錯的だと判断する基準は何? 境界線はどこに? いま自分はどこに立って、何を断じようとしていた? 人の嗜好を見て笑う自分の顔を、真正面から鏡で見られるか? 2018-05-09 00:16:04

後でまとめようとか言ったわりに勢いに乗せて続けてるけど、性行為ってたぶん側から見たら滑稽に見える瞬間がかなりあると思うんですよ。お互い肉体的にも精神的にもいろんなものをさらけ出して向き合うわけだから、終始スタイリッシュに格好良くスマートにことが進むことってそうそうなくて、 2018-05-09 00:20:03

ちょっとしたタイミングでムードが途切れて謎の間が生まれちゃったりとか。俯瞰で見るとなんかちょっと面白い感じになってるぞ、みたいな。でも本人たちはしごく真剣なわけじゃないですか。「真剣」より適切な他の言葉があるかもしれないけど、とにかく。その空気を感じさせてくれてよかったと思った。 2018-05-09 00:28:56

そういう「我に返る」ような瞬間を迎えるたびに、自分の価値観を問われてる気がした。なんで自分はこのシーンを見て笑いが漏れかけたんだろう? さっきのシーンは笑わなかったのになぜ? さっきのとは何が違う? 自分はなにを「笑える」と感じて、なにを「笑うところじゃない」と判断する人間なのか? 2018-05-09 00:34:49

そう考えながら観ていると、どの嗜好も、受け入れる相手が現れた瞬間にめくるめくシチュエーションの一つになるし、同意と理解をふまえた性行為って愛すべきものなんだな、と思えてくる。愛しい行為。だからこそ、リョウの職業を厭う人間の「そんなの汚いよ」という言葉がいっそう鋭く浮かび上がる。 2018-05-09 00:49:51

おまけ

『娼年』応援上映の知らせを見た友人とわし:

「まずピンクのキンブレでムーディに」 「いけるいける! イけるよー!」 「リズムに合わせて太鼓を叩く」 「だんだん早くなる」 「がんばれー! もうちょっと!」 「フィニッシュでキンブレを白に」 「やったー!!!」 「よかったよーーー!!!」 2018-05-25 20:07:32