戦争とジェンダー・セクシュアリティは無関係ではない──連載:松岡宗嗣の時事コラム | GQ JAPAN
トランプによる「今は戦争中だ、保育どころではない」という発言のように、そこで見落とされる市民のなかには、ジェンダーの偏りがある。軍事行動を起こすこと自体にもジェンダー秩序は関係する。
では、女性がリーダーであれば戦争は起きないと言えるのかというと、そうした単純な問題ではない。歴史的に女性の指導者のもとでも戦争は行われてきたし、女性指導者を「本質的に平和的な存在」と規定することは一つのステレオタイプでもある。
一方で、女性が参加した和平合意は、15年以上持続する割合が35%高まるという研究データがある。重要なのは意思決定層に多様な視点をもつ人々がいる状態を作ることだろう。