2026-04-10

夢。デパートの1階にいた。人気の有名店を揃えたきらびやかな《百貨店》というよりは、地元密着型の《デパート》という風情。1階にあるのも化粧品ブランドのカウンターではなくワゴンフェアみたいなやつ。その一角に一番くじの景品の受取所が設置されていて、わたしも自分の引いた景品を受け取るため、半券を探してリュックをあさっていた。現実世界のみならず夢の中でも開幕失せ物探し、ほんとにもう絶望的ですねといったところ。

その受取所は、一番くじの半券をカウンターに持っていけば該当する賞の景品を持ち帰れるという仕組みだったんだけど、景品が積み上げられているテーブルには何の囲いもなく、周りにスタッフすらいないノーガード戦法。大丈夫かこれ……と思っていたら当然、通りすがりの女性3人組が「何これ? 可愛い〜」などと話しながら上位賞の景品を持ち上げて眺めはじめた。それは忍たま乱太郎の一番くじのA賞で、乱太郎・きり丸・しんべヱのフィギュアがセットでブリスターパックに入っている。それぞれがねんどろいどくらいの大きさで、忍術学園の制服の部分はラメ入り(これはちょっと要らんアレンジだなと思った)。

わたしは忍たまくじを引いてA賞とD賞を当てており、D賞の景品は既に手元にあった(どんな景品だったかは忘れた)。早くA賞の半券を見つけてカウンターで提示しないと……と焦ってリュックの中をガサゴソやっている間に、なんと先ほどの3人が「これもらっていいのかな?」「いいんじゃない?」という感じでA賞のフィギュアセットを持ち去ってしまった。わたしは夫に——そう、その場には夫もいた——「あの人たち追って!」とお願いして、自分は引き続きリュックをひっくり返して半券を探し続けた。内心で「わたしも一緒に追いかけたほうがよかったんじゃないか、ここで探し物なんてしてていいのか」と思いつつ。

結局半券は見つからなかったので諦めて、夫の後を追った。彼は3階だったか4階だったか、とにかく上の婦人服フロアのエスカレーターのそばにいて、「見失っちゃった……」と言った。というかそもそも夫はあの3人組をはっきり視認していたわけではないから、追えと言われても困るばかりだっただろう。申し訳ない。でも、どうしよう。あのフィギュアセットはわたしのものだ。一番くじでA賞が当たるなんて一生に何度もあることじゃないのに。目の前でかすめ取られるような事が起きるなんて。どうしようどうしようどうしよう。焦って辺りを見回しているうちに自分でもよく分からなくなってきた。あのフィギュアセット、本当にわたしのだよな? わたし、A賞引いたよね? 半券ないのになんでそう言い切れるんだっけ? いつどこで引いたっけ? わたし一番くじ引くほど忍たま好きだったっけ? あれ? これもしかして夢か? いやでもこんなに焦ってるのに現実じゃないとかありえるか?? ……いやどっちだ? これ夢? 夢なのか?

ここで目が覚めた。心臓がばくばくしていて、少しの間ベッドの上で正座したまま固まっていた。

起きてからもしばらくほんとに現実との区別がつかなかった……。お手洗いに行って顔を洗い終えてもまだ頭が混乱していて、焦って書いたメモがこちら。

こんなふうに、見ている景色が本物なのかどうか疑わしくなって焦って目が覚める、というのが時々ある。こういうのも明晰夢に分類できるんだろうか。明晰夢ってもっといろいろ俯瞰できて、思い通りに動けたり空を飛べたりして全能感を得られるものなんじゃないんですか。なんで毎回大慌てしてんだよあたしは。

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